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【251】件 登録されています。


キーワード: and and  ジャンル:  
■辻駕籠■滑稽噺  読み:つじかご

別名:
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<登場人物>
・甚兵衛・吉
・大家
・駕籠の客
どんな仕事をやってもうまくいかない甚兵衛と吉つぁん。大家に言われ駕籠屋をすることに、大家の知り合いの駕籠屋に駕籠を借り、歩いていると、客に会う。吉原へといいやっていると、「いそいで」と言う。「磯井」という、場所だと思い、会津まで行く。その上、履物まで忘れる。
■長短■長屋噺  読み:ちょうたん

別名:
別名:
<登場人物>
・短気な男
・気長な男
 気長同士はうまくいかない。短期同士もうまく行かない。短期と気長な二人が仲がよかった。
 気長な男が、短気な男の家に来るが、中々座ろうとしない。やっと座ろうとしたところで、
「こんちは。」
とくる。すると、
「昨日、夜起きたら…。」
「火事か!?」
「ちがう、尿意を催してな。便所に行って手を洗うため雨戸を開けると。」
「泥棒か!?」
「いやいやちがう。すると、空に星が一つもない。ああ、こりゃあ、明日は雨になるなと思ったら。まあ、早い話が。」
「早くねえよ!」
「雨になると思ったら、今日はやっぱりこんなに雨だった。」
そのご、饅頭を食べるのにも、グチャグチャ食べ、煙草も吸うのをゆっくりなので、イライラして短気な男を手本を見せる。
■月宮殿 星の都■旅噺  読み:げきゅうでん ほしのみやこ

別名:
別名:
<登場人物>
・男
・星
・うなぎ
ある日、男が鰻屋へ行き鰻を捕まえようとするが逃げられる。逃げているうちに鰻が龍になりつかんでいた男もろとも空へ行く。途中、邪魔なので鰻(龍)は男を捨てる。すると、数年前空から落ちてきた雷様に会い、そのときの恩ということで空の町を案内することに。すると、そこは空の上で祭りが行われている。
■肝つぶし■人情噺  読み:きもつぶし

別名:
別名:
<登場人物>
・八五郎
・熊五郎
・八五郎の妹
 熊五郎が、病気だというので見舞いに行ったらなんと、恋わずらいだと言う。しかも、夢の中の女で現実にはいない女に惚れたと言う。そこに医者が来て、そういう病気は昔、猪の年月日が重なったときにうまれた者の肝を飲ませて治せた。と言う話があると言う。
 どうしようかと考えて帰ると、妹が久しぶりに帰っていた。そして、熊五郎が病気だと言うことを聞いて驚く。少しして、今は亡き母との思い出話を語り始めるが、なんと、妹は、猪の年月日が重なったときにうまれたと言う。それを知った八五郎は、考えた末、妹を殺すことに…。
■富士参り■旅噺  読み:ふじまいり

別名:
別名:
<登場人物>
・留公
・長屋の衆
・なし
 長屋の連中で、富士山に登ったことのある留公を筆頭に、富士登山を始める。途中休憩している間、雲行きが怪しくなり、留公の言うには、
「悪い事した物が富士登山をすると、雲行きが悪くなる。」
と、言うので、悪い子とした連中が、懺悔し始める。
■からくり屋■長屋噺  読み:からくりや

別名:
別名:
<登場人物>
・仙太 おつる
・仙太のおじさん
・仙太の親方
仙太は腕のいい左官だが、親方の一人娘おつると仲良くなってしまい親方にクビを言い渡されてしまう。
話を聴いたおつるは「別れるぐらいなら」と仙太に駆け落ちを提案、二人は夜に紛れて家を抜け出した。
さて何処へ行こう、そう考えた仙太は四谷に『からくり屋』を営むおじさんがいる事を思い出しおつるをそこへ案内する。
翌日、このおじさんがおつるの実家を訪ねてきておつるを仙太のお嫁さんにしてくれるように親方と交渉するが途中から商売の癖でからくり屋の口上みたいになり、
「ハッソラー、一緒にさせて下さいなー、ガッタン。」
親方もつい釣り込まれて「婿にはァ、とれませーんよ」と言ってしまう落ちが面白い。
■館林■旅噺  読み:たてばやし

別名:
別名:
<登場人物>
・半公
・武道の先生
ある剣術使いの所に剣の修行に通っている半公と言う男。
その男がある日、突然武者修行に行きたいと言い出した。
当然先生は半公を止め、武者修行は危険だと次のような話をする。
先生がかつて修行で館林を訪ねると、一軒の酒屋で泥棒が抜き身の刀を手に酒蔵に立てこもっている所に遭遇した。
先生はまず酒屋の主人に頼んでご飯を用意してもらい、それを食べると空き俵を持って蔵の前へ。
俵を蔵に投げ込むと空腹と焦りから錯乱した泥棒が人だと思い俵に切りつける、そこへ先生が飛び出していって泥棒を岩石落としで蔵の外に放り出したと言うのだ。
これを聞いた半公は感動、自分もまねしたいと考えているとなじみの酒屋で物凄い騒ぎが起きているに遭遇する。
話を聴くと酔っ払いに絡まれ、困った一人の侍が蔵に閉じこもってしまったらしい。
これはチャンスだ、そう思った半公はご飯を食べる所から先生の行動を真似、侍退治(?)に乗り出した。
だが、結局半公の作戦は大失敗、最後は自分が蔵の外に投げ出されてしまい
「先生、嘘ばっかり・・・。」

これは六代目林家正蔵の演出。
この他に半公の首が侍の一刀で切り落とされ、ゴロゴロと転がって「ウヘーッ、先生、嘘ばっかり」と言う演出も存在する。
ちなみに、後者の演出をよく用いたのは八代目桂文治。
■小言念仏■前座噺  読み:こごとねんぶつ

別名:
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<登場人物>
・老人

殆どが老人のセリフで構成されている異色の作品。
老人が仏壇に向かって念仏を唱えるがそのセリフはだんだん念仏から脱線して行き、仕舞いには周囲への文句を羅列した物ばかりになってしまう。
■看板のピン■前座噺  読み:かんばんのぴん

別名:
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<登場人物>
・隠居 
・博打仲間
博打仲間が集まって博打をやっているとそこへご隠居が訪ねて来る。
実は昔すごい賭博師だったというこのご隠居、一度は断るも男達に誘われ一番だけと言う約束で賭博に参加した。
ご隠居は鮮やかな手つきで壺皿を振るが、何とサイコロは皿の外。
全く違う場所に皿を伏せていたのだ。
これはかつての凄腕の賭博師もモウロクしたな、博打仲間は呆れながらもサイコロの目、『一』にお金を賭ける。
対してご隠居の賭けた目は『三』、これは如何考えてもこちらの勝ちだと男達が思ったその瞬間、ご隠居は「これは看板だから」とサイコロを撤収。
壺皿を開けると中にはもう一つサイコロが入っていて、その目はキチンと『三』を指していた。
この賭博の後、参加していた一人の男が違う場所でご隠居の真似をしてみるが・・・
■胡椒の悔やみ■滑稽噺  読み:こしょうのくやみ

別名:
別名:
<登場人物>
・笑い上戸の男
・兄貴
一人の男が兄貴分の所を訪れる。
何でも地主の一人娘が死んだので悔やみの文句を教わりに来たと言うのだが、実はこの男凄まじい笑い上戸。
自分の父親の葬式でも『脳とお尻がくっ付いた(脳溢血の聞き間違い)』と三日三晩笑いこけたと言うのだ。
そんな奴が悔やみに言っても張り倒されるのが落ち。
そう思った兄貴は男を止めるが一向に聞こうとしない。
困った兄貴はとりあえず文句だけでも教ええようと『承りますればお宅のお嬢様がお亡くなりだそうで、ご愁傷様でございます』と言う文句を男に伝授する。
ところが男は文句を一つ残らず言い間違え、その上練習する傍から「ウフフフフ・・」
呆れた兄貴は胡椒を口に含み、その辛さで涙を流して悔やみの文句を言う方法を提案、男に大量の胡椒が詰まった袋を渡す。
さて、いざ檀家のところに出かけて見ると皆が涙を流している。
「こりゃかなりの量(の胡椒)を飲んでいるな」と勘違いした男は負けるものかと何と袋の中身を全部飲んでしまい呼吸困難に陥る。
幸いお上さんが出てきて水を飲ませてたくれたため一命は取り留めた物の、いざ悔やみの文句を言い始めるとまた笑いがこみ上げて来て「アー、いい気持ちだ。」

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