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【6】件 登録されています。


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■目黒のさんま■大名.武家噺  読み:めぐろのさんま

別名:
別名:
<登場人物>
・殿様
・家臣、先方の料理方
殿様、武芸鍛錬ということで、目黒のほうへまいり、小高い山の赤松のほうへ徒歩で家臣たちと走ったあと、腹が減ったというときに、さんまのにおいが・・・。さんまを焼いていたのは近くの農家。そこにて、殿様、家臣ともども、さんまを召し上がります。
その後、殿様はご親類へお客様においでになり、お料理方が出てまいり
「えー、恐れながら、今日のお料理は何を召し上がりまするか」
「うむ、余はさんまであるぞ」
何かの間違いだということでもう一度うかがうと、やっぱりさんま。
早速日本橋の魚河岸でさんまをし入れ、さんまは油を抜き、小骨を抜き、吸い物となって出てきます
「何だ?これは、これがさんまか?」
「ははっ!御意にございます」
一箸お付けになります
「うむ?な、何だこれは・・・これ、このさんまはいずれよりし入れたのだ?」
「はっ、日本橋は魚河岸でございます」
「何だ、日本橋の魚河岸?いや、それではいかん、さんまは目黒に限る・・・」
■不動坊■怪談噺  読み:ふどうぼう

別名:不動坊火焔
別名:
<登場人物>
・金貸しの利吉
・漉き直し屋の徳さん
「芸人」が「遊芸稼ぎ人」と呼ばれていた時代のお話。
講釈師の不動坊火焔が旅先で客死、若後家のお滝さんを金貸しの利吉が嫁に貰うことになった。
嬉しくてたまらない利吉、風呂屋でのろけ出す。
「この長屋には、あんたを入れてやもめが四人いてはりますがあんたをのけた他の三人、ろくな方は一人としていててやもません。
漉き直し屋の徳さんは鰐革の瓢箪みたいな顔をしてます。
髢鹿子活け洗いのゆぅさんは鹿子の裏みたいな顔で、東西屋の神さんは商売柄とはいいながら大きな太鼓を腹へ掛けて町中ドンガン、ドンガンやってはりますが家の中はひーふるひーふる、節季の払いもさっぱりどろかいちゃんぽんでおますわいな」
と、やりだし、とうとう湯の中へはまりこんでしまう。
それを風呂屋の中で聴いていたのが漉き直し屋の徳さん、怒ったの怒らんの、長屋へ帰ってやもめ仲間を呼びだした。仕返しに二人の初夜を邪魔しようというのだ。
隣裏に住む講釈師、歌留多道斎を仲間に引き込み、屋根の天窓から不動坊の偽幽霊を出した。
利吉から金を巻き上げたまではよかったが幽霊を引っ張り上げる時に、吊り下げてたサラシが切れて幽霊こと道斎は長屋の床にドスーン。
「お前誰や?」
「隣裏に住んでおります歌留多道斎という講釈師、ちと婚礼の晩の余興に」
「何が余興や! お前みたいなもんは、講釈師やのうて横着師いうんや!」
「いえ、幽霊稼ぎ人でおます」
■平林■滑稽噺  読み:ひらばやし

別名:名ちがい
別名:字ちがい
<登場人物>
・丁稚の定吉
・お店の番頭
・通りすがりの人達
丁稚の定吉はもの覚えが悪い。お店のお得意先の平林(ひらばやし)さんに宛てた手紙と口上を言付かって
お店を出たが、そのとたんに誰のうちへ行くのか忘れてしまった。手紙の表に「平林様」と書いてあるが、
その字が読めない。そこで、道行く人に聞いてみる。「すんまへん、この宛名の人のとこへ行きたいんですけど」
「お前、こんな字も読めんのか? これはひら、ちゅう字の下にりん、ちゅう字ィが書いてある。ひらりんやな」
そこで、「ひらりん」さんを探して歩いている。もういちど違う人に聞いてみると「ひらとちゃうがな。これはたいら
や。その次はりんと違う。これははやしやな。たいらばやし、とこう読む」そこで「たいらばやし」さんを探して
歩くが、どうも見つからない。念ためにもう一度聞いてみると、「これは、一、という字の下に八が二つあって、
その下が十や。ほんで木(もく)ちゅう字ィがふたつやろが。いちはちじゅうのもくもくと読むねん!」そこで、
「いちはちじゅうのもくもく」さんを探して歩いているが、どうも間違っているような気がしてきて、もう一度聞い
てみる。「相手見てもの聞かんかい。ええか、これはひとつ、ちゅう字や。その次はやっつと読むんじゃ。
それからとお、ときィやないかい。ええか。ひとつとやっつと、とっきっきじゃ」
そこで、「ひとつとやっつととっきっき」さんを探して歩いているが、どうにも見つからない。ヤケになって今までの
名前を連呼しながら道を練り歩いていると、通行人にぶつかって転んでしまった。「おつかいに行く先の人の
名前を忘れてしもうて難儀してまんねん。それはそうと、おじさん、なんて名前ですか?」「わしか、わしは
平林や」「ひらばやし!? 惜しい、ちょっとの違いや...」
■紙入れ■滑稽噺  読み:かみいれ

別名:紙入れ間男
別名:
<登場人物>
・小間物屋新吉
・得意先の奥方
・得意先の旦那
小間物屋の新吉はたいそういい男。ある夜、得意先の旦那が留守のところへ奥さんから呼び出され、
迫られる。恐るおそる、お床入りしかけたところへ、帰らないはずの旦那がお帰りだ、さあ大変。泡を食った
新吉は大慌てで逃げ帰り、うちへ着いてから紙入れを忘れて来たことに気付く。いっそ夜逃げしようか、
しかし、旦那が気付いたとは限らない。どうしよう。様子を見に行ってみようか...と翌朝、早くに再び
お店へ。旦那の様子を探りながら、余所事のような顔で夜逃げの事情を話しているうちに、当のおかみさん
が現われ、新吉の心配を笑い飛ばす。「だって、旦那の留守に若い男を引っ張り込もう、ってぇおかみさんだ
よ。新さんの紙入れが落ちてたら、ちゃんと拾っといて、あとで新さんにそっと渡す、とあたしゃ思うね。
ねェ、旦那ァ〜」「えっ、あぁ、そうとも。それに、間男されるようなマヌケな亭主だよ。そこまでは気がつくめぇ」
...と。こういう咄は故志ん生師匠に限りますねぇ
■蛙茶番■滑稽噺  読み:かわずちゃばん

別名:舞台番
別名:
<登場人物>
・建具屋の半次
・丁稚の定吉
・小間物屋のみー坊(名前だけ)
お店で芝居が始まるというのに、舞台番を頼まれた半次は、旦那にツラの悪口を言われてヘソを曲げ
て出てこない。そこで番頭が一計を案じ、小間物屋のみー坊が半次の舞台番を見たがっている、と騙
して誘い出した。半次は観客をビックリさせようと自慢の緋縮緬のフンドシをきりりと締めて、長屋を出、
そのまんまお店へいけば良かったんだが、傍惚れしている娘が見に来るってんで、お湯屋へ寄った。
虎の子のフンドシを番台に預けて身体を洗っているところへ、定吉に「みー坊が帰っちゃう!」
と脅された半次、フンドシを忘れたままお店へ駆け出した。そして、舞台のすそに半畳を敷き、クルッと
ケツを捲くって...
■愛犬チャッピー■新作落語  読み:あいけんちゃっぴー

別名:
別名:
<登場人物>
・チャッピー
・動物好きのOL(笑)
自称動物好きのOLに飼われている柴犬チャッピー、OLは可愛がっているつもりだが、実は大迷惑。動物の視線で描く人間像はあの「吾輩は猫である」に迫る?!

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