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【141】件 登録されています。


キーワード: and and  ジャンル:  
■青菜■滑稽噺  読み:あおな

別名:
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<登場人物>
・植木屋 ・主人
・植木屋の妻
・植木屋の友人
何にでも感動する植木屋さん、その日は仕事先の主に感動して帰ってきた。
主にいろいろなものをご馳走になった際、菜のお浸しを持ってくるよう妻に言うと奥さんが「鞍馬山から牛若丸がいでましてその名を九郎判官」、主が「義経にしておけ」と言ったらしい。
意味を聞くと『九郎判官』を『食ろう』に、『義経』を『よせ』に掛けた洒落だとか。
感心した植木屋は自宅でそれを真似しようとするが大失敗してしまう。
しかも女房が「鞍馬山から牛若丸がいでましてその名を九郎判官、義経」と台詞を言い間違えてしまい困った植木屋は「弁慶にしておけ」

弁慶は常に義経と一緒に行動していたことから幇間と同等とみなされ、『弁慶』が『何かにつけておごってもらう人』のことを指すようになっていたそうです。
本は上方の話し。
■三人無筆■滑稽噺  読み:さんにんむひつ

別名:
別名:
<登場人物>
・八五郎 ・八五郎の女房
・源兵衛 ・占いの先生
・熊五郎
無筆[読み書きの出来ないこと]の八五郎が知り合いの葬式で弔問客の名前を帳面に書き込む役を頼まれる。
困った八五郎は女房に夜逃げを提案、あきれた女房は八五郎と一緒に帳面付けを頼まれていた源兵衛に全部やらせるよう策を授けた。
翌朝、まだ暗い内に寺へ駆け込んだ八五郎は女房のアドバイス通り先に帳面付けの準備を済ませ、後からやってくる源兵衛に書付をやらせようとするが何と源兵衛の方が先に来ていた。
実は源兵衛も無筆、困った二人は『仏の遺言で帳面はめいめい付け』と言うことにして客に書かせようと考えた。
途中でやってきた占いの先生が代筆してくれたおかげで帳面付けは無事終了、いざ帰ろうとすると熊五郎がやって来る。
困った二人が考えた手は「熊五郎は葬式にこなかったことにしよう」
■清正公酒屋■お店噺  読み:せいしょうこうさかや

別名:
別名:
<登場人物>
・・清七 ・その父
・・お仲
・・加藤清正公
饅頭屋の娘・お仲と酒屋の倅・清七が恋人同士になった。
結婚を誓った二人だが、なぜか清七は父親に猛反対される。
何と清七の酒屋とお仲の饅頭屋、奉公人までいがみあう仇同士のような店だったのだ!
何でも清七が幼い頃、饅頭屋のパカでかい虎の看板を怖がったため外してもらうように交渉しに行ったところ、滅茶苦茶に言われて大喧嘩になったらしい。
おまけに、清七の泣き癖を治す為に作った加藤清正公の木像を撤去してくれと言われ断絶状態となったとか。
結局清七は親戚の家に軟禁されることとなった、それから数日後、お仲から手紙がきて二人は駆け落ちする。
その後心中を決意した二人、まずお仲が飛び込み次は清七・・・と思いきやいきなり後ろに引き戻される。
清七が振り向くと、何とそこには清正公が立っていたのだ。
清七が気になり神の世界からやってきたという清正公、清七がお仲を助けるよう頼むとにべも無く断った。
「なぜでございます」
『考えてみろ、アレは俺の仇の虎屋(饅頭屋の屋号)の娘だ』
■長者番付■旅噺  読み:ちょうじゃばんづけ

別名:うんつく番付
別名:
<登場人物>
・江戸っ子旅人A
・江戸っ子旅人B
・京の酒屋
江戸っ子二人が旅をして、京まで来た。しかし、二人とも疲れていた。そこに、酒屋の看板が、見えた。酒を売ってもらおうと、二人は酒屋に向かった。そしたら、その酒屋、売る量は船1艘分だとか無茶なことを言う。そこで江戸っ子、怒って
「この”うんつく”め船1艘分も酒を持って旅が出来るかい!。」
そしたら、怒ったのは酒屋、
「おい!”うんつく”の意味を教えてもらおうじゃないか。言うまで帰さないぞ!」
  ”うんつく”の意味は”間抜け”さあ、江戸っ子旅人の運命は!
■粗忽の初詣■新作落語  読み:そこつのはつもうで

別名:
別名:
<登場人物>
・粗忽な男
・粗忽な男の妻
・粗忽な男の息子(箱太郎)
大工で粗忽な男は昨年からの仕事から帰る途中家が分からなくなり次の日(元旦)に家に帰ってきて家族3人で初詣に行く。しかし、絵馬を描くときもおみくじを引く時も失敗ばかりしてしまう。
■探偵うどん■吝嗇.泥棒噺  読み:たんていうどん

別名:
別名:
<登場人物>
・探偵
・盗人
・300両盗まれた人
探偵(今で言う刑事)が盗人を捕まえるために検問をはっていた。ある夜泥棒がうどん屋の屋台を借りて検問を通り越そうとして、うどん屋に「俺は盗人だ」と白状した。そして、盗人は1両うどん屋にやろうとしたがうどん屋は断った。そして、うどん屋が何とか一杯うどんを食わせようとしたが、盗人はうどんが嫌い。しまいには口論になって、うどん屋は「何とかして、いっぺえ食わせてみせる」といって自分は刑事だと述べて、盗人をつかまえた。サゲは「刑事?ああ、とうとういっぺえ食わされた・・」
■親の顔が見たい■与太郎噺  読み:おやのかおがみたい

別名:
別名:
<登場人物>
・小学生
・父親
・担任の先生
テストの成績が悪く学校に呼ばれた親子が、先生の考えもつかないユニークな答えをつぎつぎに繰り出す、面白現代版与太郎話
■幽霊車■怪談噺  読み:ゆうれいぐるま

別名:
別名:
<登場人物>
・客
・車夫(くるまや)
・もう一人の客
弐人乗りの車夫さん。その懐で赤ん坊が泣く。客の一人が、「大変だ」ってんで車を止めて氷屋で話を聞くと、女房が死んで独りで育てていると言う。余りに貧乏で甘酒一つ買ってやれない。葬式出したその晩の枕元に、女房が出た。「子供が泣いたら私の着物を掛けてやって下さい。」乳のでない男手一つ、その通りにすると、子供はピチャピチャ吸っとる様子。それからというもの、車が坂にかかると、女房が後押ししてくれるから楽んなった。更には、そのことが近所で「幽霊車」と評判になったそうな。「冗談じゃねえ、もういい」ってんで、そこそこにお銭を渡して、客二人は慌てて氷屋を飛び出す。「あの車、汚ねえったらねえ。その上幽霊車だと言いやがる」と言うと、もう一人の客が「まさに幽霊車たあ、あのことだ」「どうしてだい?」「お前さん、よく見てねえんで?」「あー!道理であの車夫、おあしが無かった」
■辰巳の辻占■廓噺  読み:たつみのつじうら

別名:身代り石
別名:辻占
<登場人物>
・若旦那
・伯父さん
・花魁
洲崎の花魁に良いことを云われて、ぽーっとのぼせあがった若旦那。月に二・三
度しか家に帰らないなんてことになってしまう。その親父に頼まれた伯父さんが、
目を覚しにかかって、若旦那にこんな策を授けます。
「お前のおとっつぁんと、おれは相談したんだ。お前は遊び好きてえんじゃない。
女に惚れて、通ってるんだ。その女を身請しようじゃないか。その女が、シンから
お前に惚れてるって云うんだったら、喜んで身請してやる。それをお前、試して
みなよ。」
「試す……、ってぇますと?」
「うん。これから辰巳に行って、その女を茶屋に呼びだしな。そこでお前、泣くんだよ。
義理ある人のお金を五百両使い込んだんだけれど、それがあらわれた。どうしても
あたしぁ死ななきゃならない。気の毒だと思ったら、折れた線香の一本でも手向けて
おくんなさい。そう云って、それはお気の毒、あたしがなんとかいたしましょう
ってんで奥に引っこんだら、諦めな。若旦那一人で死なせるのはお気の毒、あたしも
一緒に死にましょうと来たら、飛びこむすんでの所で手を取って、おれのところに
引っぱって来な。一緒にしてやるから。」
若旦那、云われたとおりに試してみる。すると花魁、海までついてきたが、
途中で心変りして、わざと遅れて着いてって、
「若旦那、あたしは足を痛めて、若旦那のところまでは行けません。あたしはここで
飛びこみます。お先にごめん下さいまし。南無阿弥陀仏。」
ってんで、石を投げこんでごまかしちゃう。恐くなった若旦那、若旦那も石を
投げこんでごまかして、その場から逃げだした。けれど、途中で花魁と鉢合せ……。
■棒だら■酒呑噺  読み:ぼうだら

別名:
別名:
<登場人物>
・江戸っ子のふたり連れ
・田舎侍
・芸者さんたち
江戸っ子のふたり連れが、料理屋で一杯。隣の座敷で、イモ侍が芸者をあげて
どんちゃんさわぎ。その侍の云うことが、いちいち江戸っ子の気に障る。
「おいどんの好きなのはな、エボエボ坊主の酸っぱ漬に赤ベロベロの醤油漬じゃ」
「おいおい、たまんねえね、タコの三杯酢にマグロの刺身を、あんなこと云ってやがるよ」
あげく、侍がワケの分らない歌を唄いだしたのを聞いて、我慢できなくなった
江戸っ子、隣座敷に乱入、「たたっ斬る」「おお、斬りやがれっ」の大騒ぎ―。

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