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【356】件 登録されています。


キーワード: and and  ジャンル:  
■錦木検校■大名.武家噺  読み:にしきぎけんぎょう

別名:三味線栗毛
別名:
<登場人物>
・酒井角雅楽守角三郎
・錦木
 酒井雅楽頭という大名の総領には、3人の子供がいたが、末子である角三郎は、父にうとまれ下屋敷に遠ざけられる。

 ある日、錦木という盲人にアンマをさせたところ、あなた様は御当家の御親戚でございますかと聞いてくる。
 「違う、家来だ。」と答えると、角三郎は大名となる骨組をもっているという。
 錦木を気に入った角三郎は、万一自分が大名になった場合は、錦木を検校(盲人の最高位)にしてやると約束する。

 はたして、その後、角三郎は大名となる。
■味噌豆■お店噺  読み:みそまめ

別名:
別名:
<登場人物>
・定坊
・旦那
旦那に呼ばれて、煮豆を見に行った定坊。煮え加減を見るためにつまみ喰いをしてしまう。後を引くなぁとつまみ食いを続けていたら旦那に見つかって使いに出されてしまう。

ところが旦那もつまみ喰い。やっぱり後を引くなぁ。しかしここでつまみ喰いをしていればいずれ定坊に見つかり、威厳を落としてしまうと考え、茶碗に盛って見つからないところで食べようと考える。思案した挙句せっちんなら一人で満員だからと豆を持って便所へ入ってしまう。

さて使いから帰ってきた定坊。旦那の姿が見えないのをいいことにまたつまみ喰いをしようとする。だが鍋の前にいたのではまた、旦那からお小言を貰うだろう。思案した挙句旦那と同じくせっちんで食べればよいと思いつく。

便所へやってきた定坊、旦那と鉢合わせしてしまう。

驚く旦那に定坊が言った一言・・・・・・
■おすわどん■前座噺  読み:おすわどん

別名:
別名:
<登場人物>
・おすわどん
・・徳三郎 ・荒木先生
・・蕎麦屋
上州屋の旦那、徳三郎の奥さんが死んだ。
愛妻家で有名だった徳三郎、女房が死んだ途端にガクッとなった彼を心配した親戚一同が再婚を進めた。
相手は女中のおすわ、徳三郎にも依存はなく二人は晴れて結婚した。
ところが・・・しばらくたった夜、徳三郎がトイレに行くと廊下の引き戸ががたがたと鳴り「おすわどん・・・おすわどん・・・」と呼ぶ声が!!
店は大パニックとなり、おすわは心労から床についてしまった。
困ったのは徳三郎、近所に住む荒木という武芸者に頼んで化け物退治に乗り出した。
そして、その夜荒木先生が待機していると又『おすわどん・・・』と呼ぶ声が。
表に飛び出した先生、そこに居たのは蕎麦屋だった。
実は、蕎麦屋の『オソバ・・・ウドン』という売り声が謎の声の正体だったのだ。
用は空耳、というわけ。
やけになった先生は蕎麦屋の首を討ち取り、化け物を退治の証拠にすると言い出した。
困った蕎麦屋は「息子を身代わりにする」といってそば粉を取り出す。
「これの何処が息子なんだ!?」
「『そば』屋の息『粉(子)』でそば子・・・息子です」
「これを如何しろと?」
「手打ちにしてください」

桂 歌丸師匠か復活させた古い話。
■短命■その他  読み:たんめい

別名:長命
別名:
<登場人物>
・八五郎 ・隠居
・伊勢屋のお嬢さん[後におかみさんに]
・三人の旦那
「伊勢屋に怪奇が続いている」
そんな話を、隠居のところに持ち込んできた八五郎。
聞くと、伊勢屋の美しい一人娘が美男子と結婚したのだが、その美男子が結婚後あっという間に弱って死んでしまったというのだ。
次に娘・・・母親が死んだため伊勢屋の主となった彼女と結婚したのは色の黒い醜い男。これもまたあっという間に死んだ。
そして三人目が死んだのが昨日・・・。
不思議がる八五郎に、隠居はこう言った。
「美しい妻と結婚すると旦那は短命に、そうじゃない妻と結婚すると長命になるんだよ」
なるほど、妻が美しいと旦那は・・・。
感心して帰ってきた八五郎は、女房の顔を見て「俺は長命だなぁ・・・。」
■壺算■滑稽噺  読み:つぼざん

別名:
別名:
<登場人物>
・兄貴 ・弟分
・・瀬戸物屋
・・客
弟分に「二荷入りの壺を買いたい」と言われ、とある瀬戸物屋に引っ張ってきた男。
何を思ったのか半分の一荷しか入らない壺を買い、不思議がる弟分を連れて帰ってしまう。
弟分が文句を言うと、男は突然もとの瀬戸物屋に戻るよう指示。
「さっきの買い物は間違いだった」と言い、二荷入りの壺を購入し元の一荷入りの壺を三円で下取りさせた。
さて、そのまま帰ろうとすると瀬戸物屋の主が「代金が足りない」と呼び止めてくる。
兄貴分は「まず三円払い、それから三円分の壺を下取りしたんだから三円と三円で六円だろ?」
兄貴分の巧妙な話術に惑わされ、パニック状態に陥った主は・・・。
■辻駕籠■滑稽噺  読み:つじかご

別名:
別名:
<登場人物>
・甚兵衛・吉
・大家
・駕籠の客
どんな仕事をやってもうまくいかない甚兵衛と吉つぁん。大家に言われ駕籠屋をすることに、大家の知り合いの駕籠屋に駕籠を借り、歩いていると、客に会う。吉原へといいやっていると、「いそいで」と言う。「磯井」という、場所だと思い、会津まで行く。その上、履物まで忘れる。
■長短■長屋噺  読み:ちょうたん

別名:
別名:
<登場人物>
・短気な男
・気長な男
 気長同士はうまくいかない。短期同士もうまく行かない。短期と気長な二人が仲がよかった。
 気長な男が、短気な男の家に来るが、中々座ろうとしない。やっと座ろうとしたところで、
「こんちは。」
とくる。すると、
「昨日、夜起きたら…。」
「火事か!?」
「ちがう、尿意を催してな。便所に行って手を洗うため雨戸を開けると。」
「泥棒か!?」
「いやいやちがう。すると、空に星が一つもない。ああ、こりゃあ、明日は雨になるなと思ったら。まあ、早い話が。」
「早くねえよ!」
「雨になると思ったら、今日はやっぱりこんなに雨だった。」
そのご、饅頭を食べるのにも、グチャグチャ食べ、煙草も吸うのをゆっくりなので、イライラして短気な男を手本を見せる。
■月宮殿 星の都■旅噺  読み:げきゅうでん ほしのみやこ

別名:
別名:
<登場人物>
・男
・星
・うなぎ
ある日、男が鰻屋へ行き鰻を捕まえようとするが逃げられる。逃げているうちに鰻が龍になりつかんでいた男もろとも空へ行く。途中、邪魔なので鰻(龍)は男を捨てる。すると、数年前空から落ちてきた雷様に会い、そのときの恩ということで空の町を案内することに。すると、そこは空の上で祭りが行われている。
■肝つぶし■人情噺  読み:きもつぶし

別名:
別名:
<登場人物>
・八五郎
・熊五郎
・八五郎の妹
 熊五郎が、病気だというので見舞いに行ったらなんと、恋わずらいだと言う。しかも、夢の中の女で現実にはいない女に惚れたと言う。そこに医者が来て、そういう病気は昔、猪の年月日が重なったときにうまれた者の肝を飲ませて治せた。と言う話があると言う。
 どうしようかと考えて帰ると、妹が久しぶりに帰っていた。そして、熊五郎が病気だと言うことを聞いて驚く。少しして、今は亡き母との思い出話を語り始めるが、なんと、妹は、猪の年月日が重なったときにうまれたと言う。それを知った八五郎は、考えた末、妹を殺すことに…。
■富士参り■旅噺  読み:ふじまいり

別名:
別名:
<登場人物>
・留公
・長屋の衆
・なし
 長屋の連中で、富士山に登ったことのある留公を筆頭に、富士登山を始める。途中休憩している間、雲行きが怪しくなり、留公の言うには、
「悪い事した物が富士登山をすると、雲行きが悪くなる。」
と、言うので、悪い子とした連中が、懺悔し始める。

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